Janis World

ブログトップ

俺の音楽史・フォーク~ロックへ その1 「少女M」  

振り返れば中学一年生。
息子と同じ年齢のときだ。

中学に入学して、友達たちは少し変わった。
フォークを聴くようになったのだ。

俺は姉の影響から、おませさんだったので、
小学校の時には、姉が聴くレコードを一緒に聴いていた。
というより、聴かされていた。
レコードプレーヤーなんだもん、当時は。

友達だけでなく、全生徒がフォークソング。
山奥の田舎は少し時代から遅れている・・・・。

入門編はダントツ「かぐや姫」。

そのあと、「アリス」や「松山千春」、「さだまさし」などへ
枝分かれしていくのだが、
とにかく、皆、「かぐや姫」が好きであった。

俺は、姉がレコードを全て持っていたので、
結構な曲は知っていた。

そして、もう飽きていたんだ・・・・。


ある時、水疱瘡だったか、祖父さんが死んだときだったか忘れたが、
長期で学校を休んだとき、
昼のFMで、「風」の特集を放送した。

ものすごく得した気分で、エアチェック(録音すること)し、
何度も繰り返し聴いた。

一番気に入ったのがこの曲。




おませさんでしょ?
今の息子よりおとなだったよな~絶対!






学校へ行けるようになり、
誰か「風」の話が出来るヤツはいないものかと、
1年~3年全ての中で、フォークオタク達に片っ端から声をかけた。
もっと聴きたかったから、レコード持ってるやつ探したってわけ。

ところが、少し話せるやつが、
3年でギターの天才と言われる、とてもおとなしい性格のコウジ君と、
その弟の小学校からの親友「カル君」だけだったのだ。

ああ、なんてローカル・・・・。
結局内輪だけなのかよ・・・・・。
と嘆いた。

もちろん、兄弟はレコードなど持っていない。
逆に俺の録音したばかりのテープを貸すことになった。

もっと聴きたい。もっと聴きたい。

レコードを揃えてしまおう!と決意し、
田舎で唯一のレコード店に、学校の帰りに予約をしに行った。

ところが・・・・そこで偶然にも、
俺の幼馴染の女の子・Mの兄ちゃんが、
風のレコードを買っている最中だったのだ。

おおお!!ラッキー!
さすがは高校生!!

予約するのをやめ、次の日、早々にMに話しかけた。

「昨日、兄ちゃん、風のレコード買って聴いてたろ!」
「うん。何でしっとるの?」
「昨日見かけたもんで・・・・兄ちゃん、風好きなの?」
「うん、レコード全部もっとるよ。ギターも風ばっかり練習しとる。」
「あのさぁ、頼みあるんだけどさぁ・・・と言って、
昨日買った、「カセットテープ3本組」差し出した。
「うんいいよ。」
と二つ返事でひきうけてくれたM。

兄ちゃんに話したら、
「なんだ、トシ(俺のことです。)風が好きかぁ~!」って喜んでくれて、
以後、解散するまでの全てのアルバムを撮ってくれた。

彼女の家も、レコードプレーヤーだったから、
足音とか入っているけど、それがいい「味」なんだよなぁ・・・・。

Mも、兄ちゃんも今頃どうしているのやら・・・・。

ちなみに、Mが一番好きだって言った曲。




家ごと引っ越していったから、
もう会うことも無いのかなぁ・・・・。

幸せであれば言いなぁ・・・・。

[PR]
by janisworld | 2009-12-21 14:17 | ため息